私は、浪人時代に速読術教材を購入した。
これで、楽して大学に合格できる!
そのような期待を胸にいだきながら、イメージ力を鍛えるトレーニングや、視野を広げるトレーニングを一生懸命行った。
そして、1ヶ月ほどのトレーニングで、分速600文字から、分速1000文字まで読めるようになった。
そして・・・
調子にのった私は、速読教室でレッスンを受けることにした。
その当時、受験ブームだったためか、教室には多くの受講生がトレーニングを行っていた。
受講生の中には、分速8000文字を読むというツワモノAさんがいた。
本当に私にもできるようになるだろうか?
特別な才能が必要なのではないだろうか?
そのような不安を隠しきれず、インストラクターの先生に聞いた。
わたし:「私もAさんのようになれますか?
時間がないので早くマスターしたいのですが。」
先生:「個人差もありますが、毎日トレーニングをすれば、
分速2000〜5000文字は読めるようになります。
ただ、Aさんはカメラマンをされています。
もともと視野が広いのでしょう。
Aさんのような右脳の優位な人は習得が早いですね。」
その言葉を聞いた瞬間、私には、速読は無理だと思った。
「また、右脳かよ…」
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