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タイトル 一級建築士

一級建築士試験 合格戦略

■一級建築士試験概要

1.一級建築士試験 学科の試験
10:00〜13:00(3時間)=@建築計画+A建築法規
14:10〜17:10(3時間)=B建築構造+C建築施工
※各科目25問、全100問。
※各問1点、全100点。
※全問5択、マークシート。


2.一級建築士試験 設計製図の試験
11:30〜17:00(5時間30分)
※配置図兼1階平面図1/200,各階平面図1/200,立面図1/200,
  断面図1/200,面積表,設計主旨などが要求されます。
※用紙はA2の5ミリ方眼
※本年度または昨年度の学科試験合格者のみ受験可。


3.一級建築士試験 スケジュール概要(平成17年度 参考)
4月下旬=インターネットによる一級建築士受験申込
5月中旬=受付場所による一級建築士受験申込
7月上旬=一級建築士受験資格判定
7月中旬(学科試験の直前)=設計製図の課題発表
7月20日頃の日曜日=学科試験
9月中旬=学科試験合格者発表
10月上旬の日曜日=設計製図試験
12月下旬=合格者の発表

■一級建築士試験受験の心構え

一級建築士は316,888人(平成17年3月31日現在)。
日本人の400人に一人は一級建築士です。
あなたはこの数字を見て、どう思いましたか?
「そんなにいるの?」それとも、「それだけしかいないの?」

一級建築士試験は、学科試験と製図実技の2本建てです。
所詮学科は全問5択で、7割弱正解すれば合格です。
製図はセオリー通りにやれば合格です。簡単でしょ。

毎年忘年会等で、大学(建築)の仲間と会うのですが、
「一級建築士なんて、建築業界の中では(自動車の)普通免許のようなものだから・・・・・・・。」
と、謙遜してるんだか自慢してるんだか判らんことを言ってるやつが必ずいます。

一級建築士試験は、実はそんなに難しい試験では無いと、思い込むことからはじめましょう。

こんなことを言うと、不謹慎だと怒られそうですが、一級建築士に合格するための勉強と、真に立派な建築士になるための勉強は、分けて考えることを強く強くお奨めします。
無用な深堀りを避け、最低限の努力と時間で、浅く広くピンポイント。
さっさと合格してしまいましょう。

大学の退屈な教養課程の単位取得のようなものです。

大好きな専門分野、或いは趣味の深堀りは、一級建築士に合格してからゆっくりやりましょ。
なんせ範囲が膨大なので、参考書をはじめからだらだらやってると、最初のほうは殆ど忘れてしまいますから、・・・・・・・。
特に年取ってる人ほど、短期決戦がお奨めです。


■一級建築士 学科試験について

@一級建築士試験の受験予備校には行くべきか?模試はどうか?
予備校には、全く行く必要無いと思います。
でもたまに、なぜか建築の学校でも建築を学ばず、職業も全く建築に関係ない人がいたりします。
要するに「建築音痴」の人。
(←こんな人でも上手くやれば、受験資格を得られてしまうのが不思議。)
模試というものもあるようですが、私は関心すらもてませんでした。


A−1 一級建築士試験 学科対策=建築計画
過去問参考書を、深追いせずに、効率的にさくさくと。
法規と一緒なので、法令集も閲覧できますが、私は法令集に1問救われました。


A−2 一級建築士試験 学科対策=建築法規
これこそ、建築士試験の醍醐味。
楽しく持込法令集を作りこんで、過去問で法令集を引きまくる。
十二分な準備を怠り無く。
実は、この学科こそ、点稼ぎのチャンスです。


A−3 一級建築士試験 学科対策=建築構造
なぜか多くの参考書で、この学科の放棄を推奨しています。
難しいとのことですが、姉歯さんの計算するような難しい計算は、絶対出ません。
大学の構造の単位取得には、皆さん結構難しい問題も解いてきたはずです。
それに比べれば、ホントに人を馬鹿にしたような良問が出題されます。
これも得点チャンスです。
基本的には、解説がしっかりした過去問で十分かと思いますが、そもそも構造計算の基本が解ってないでちんぷんかんぷんの方は、下記参考書著者の構造編が良いと思います。


A−4 一級建築士試験 学科対策=建築施工
これも、過去問参考書を、深追いせずに、効率的にさくさくと。
私はゼネコンで現場監督やってたのでこの学科は楽でした。
でも、現場監督でもなければ、結構この学科、アレルギーの人多いようです。
現場監督さんは自信持ちましょう。
そうでない人は、現場にも意識的に顔出して、こっそり絵付きの現場用語辞典も購入した方が良いかもしれません。


B一級建築士試験 学科試験のボーダーライン推定(平成17年度)
総合67点以上(計画14点、法規13点、構造14点、施工12点)
(各学科25点満点、合計100点)


C一級建築士受験の勉強時間は?
4月頃から3ヶ月ぐらいで仕上げるのが良いかと思います。
私の場合、家族サービスを切り詰めて勉強することが許されなかったので、通勤電車の中と昼休み、そして家族の寝ている早朝に勉強しました。
電車と昼休みは過去問、早朝は持込法令集作りを伴う法規に当てました。
また、やはりそれだけでは不安だったので、6月に1日、7月に2日、有給休暇を取って、図書館やドトールで終日勉強しました。

大事なことを言い忘れてました。
実は私は、初年度の学科試験は、頼みの法規の法令集検索に手間取ってしまい、おそらく各学科のボーダーラインは超えたものの、総合点で僅かに及ばず不合格でした。

次年度は合格できましたが、昨年とまた同じように勉強しました。
持込法令集に関しては、当時大幅な法改正も無かったので、昨年作成したものを使いました。
7月に試験が終わって、4月まで何もしていなかったので、さすがに昨年レベルまでの実力に持っていくには、2ヶ月程を要しました。
でも、昨年のような焦りも無かったので、ゆとりを持って仕上げられた感じです。


■一級建築士 設計製図の試験について

@一級建築士試験の受験予備校には行くべきか?
これに関しては、設計事務所勤務で、廻りにアドバイスしてくれる先輩でもいない限り、予備校に行くのは仕方ないかと思います。
ただし、長期のやつじゃなくて、学科合格目処立った人向けの短期講座です。
情報過多の時代、一級建築士試験は予備校無しでも何とかなりそうな気もしますが、やはりライバル達のレベルを見極めることと、確実に数稽古をこなす意味においても、やはり行くべきでしょう。
予備校の2強は日建学院と総合資格ですが、私は総合資格に行きました。
各教室の指導スタッフの質にもよるのでしょうが、結構良かったです。
でも、36万円弱はちょっと高すぎると思います。


A一級建築士試験 準備
下記の参考図書で準備しましょう。
(もちろん予備校でもその辺りのことはバッチリ教えてくれます。)
・便所、階段室、エレベータ等のパーツを練習しておく。
・7m*7m≒50m2のグリッドで計画する。
・図面はA2なので、必然的に50m*50mの敷地が標準になる。


etc.
受かるノウハウを上手に吸収して、とにかく数稽古。それだけです。


B一級建築士試験 当日−1
とにかく、使い慣れた製図道具だけは、何としてもきちんと整備しておくことです。
なんと言っても、お守りみたいなものですから、・・・・。

B一級建築士試験 当日−2
試験途中でポットに持参した温かい飲み物を飲みながら、落ち着いてエスキースの見直しをすることを勧める攻略本を多く見かけますが、私には理解できません。お茶なんか飲んでる暇あったらもっと手を動かせと言いたい。
この「お茶の時間」は決して義務ではありません。騙されてはいけません!
たったの5時間半。私には休む気持ちが理解できません。
 

B一級建築士試験 当日−3
製図試験の日は、暑い日が多いような気がしてます。
会場の教室の状況も、きっと全国様々。
決して一様では無いと思います。
ゆとりがあればですが、試験会場の情報も入手できれば安心かも?
私の場合、試験会場の教室の状況が想定外で、ちょっとパニックになりました。
平行定規製図版を持参するわけですが、会場の机に傾斜があったり、がたついていたりと、結構ストレス感じます。
その対策グッズも用意しておいた方が良いかも?
また、私のようにエスキースに時間かける人は、早く書き始める人たちを間近に見て、結構焦ります。


C一級建築士試験 合否判定
私のときは、予想はしてましたが、エスキースに時間がかかりすぎて、かなり作図作業はバタバタでした。
作図作業で心がけていたのは、太くて、勢いがあり、自信のある線でした。
0.7mm、2Bのシャーペンが基本でした。
これって、凄いアピールポイントだったと私は思ってます。
作業時間終了間際、私の視界にあるライバル達の図面に、私はかなり動揺しました。
見栄えは全く負けてなかったと思いますが、建物の平面の形が、私だけ違っていたのです。
皆は長方形なのに、私だけL字型。
模範解答も、あの時の皆と同じような長方形。
・・・・・・・、でも合格でした。そんなもんです。もっと自信を持たなくてはいけません。


D一級建築士試験の勉強時間は?
私の場合、2年目の学科試験後、学科合格を確信した直後、本屋に参考書を探しに行きました。
下記にあるような参考書を目にして、合格の「セオリ」があることが判りました。
とりあえずその1冊と、発表されていた「課題」に関する建築ディテール本を購入しました。
始まりは一応そこからですが、実際手を動かしての勉強は、総合資格学院の一級建築士設計製図講座(8月開講)に通い始めてからです。
確か授業は土曜日だけでしたが、毎回宿題があって、それをこなす時間作りが大変でした。
家族が寝ている8時間ほどの時間、本番と同じ5時間30分をそこにかけるわけです。
慣れないうちは到底5時間30分で収まらないので、仕方なくエスキースと作図を2日間に分けたりもしました。
学生時代の課題提出でよく徹夜していたのを思い出しました。
私は個人的には好きな作業だったので、一級建築士試験の合格を確信しながら、ニヤニヤ楽しくやってましたが、さすがに体はきつかったです。
現業になるべく影響与えないように、徹夜は金曜或いは土曜の晩が多かったです。


■一級建築士試験 お奨め参考書等

@1級建築士に面白いほど受かる本 ★★★★
大賀信幸、中経出版
法規問題はこれで満点確実!科目別合格するためのテクニック満載!
最短、最少の勉強で突破!究極の一級建築士試験対策。
【目次】
1.1級建築士試験の実態はこれだ!
2.合格するための方針を立てよう
3.これが究極の受験対策だ!
4.各学科各分野別 合格するための大胆受験対策―何を捨て、何を必死に学ぶか
5.合格への究極のツール「持ち込み法令集」の作り方
6.対策実行編 法令集のここにアンダーラインを引こう
7.読者の便りから
「一級建築士試験受験の心構えというかマインドについては、最高峰。
というか、なぜかこの手の本は非常に少ない。
絶対必読。他の試験受けるときにも、この思考方法は使えます。」

A建築士受験 建築法規スーパー解読術 ★★★★
原口 秀昭、彰国社
条文の読み込みと試験での早びきに対応した実戦的なマニュアル。
法令集活用のための徹底ガイド。
「持込法令集の作成方法とその使い方は、多分この人が元祖。私もこれで法令集作りました。この作業は建築家を目指す人間を、きっと飽きさせません。」

B一級建築士受験法規のウラ指導  ★★★★
「持込法令集」作成パーフェクトマニュアル
荘司和樹 /教育的ウラ指導 、学芸出版社(京都)
「インターネットからの受験生の情報を反映させたりして、これからはこれがトレンドになるかも?
私は使わなかったけど、後から見ると内容も読みやすくて鋭くて、お奨めです。」

C一級建築士製図試験のウラ指導  ★★★★
荘司和樹 /教育的ウラ指導 、学芸出版社(京都)
「ウラ指導の設計製図編。これもしびれるくらいお奨めです。」

Dhttp://www.ura410.com/index.html ★★★★
「注目のトレンド、ウラ指導のサイト。子供の進学塾のような分析力は結構すごい。このデータを利用しない手は無い。」
                          (M氏より)




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